以白会の基本姿勢

本会の大先達である片岡市龍師の言によれば、以白会は「表装を思考する場」であると規定されます。

言い換えれば、表装の歴史的・慣習的な約束事を一度解体して、自由な発想で新しい表装表現を考える場であるということです。

 

より具体的には、

1.空間からの発想転換

居住空間の変化に対応して表装表現も変化するべきこと。

象徴的な額縁的空間である床の間から掛軸表装を解放して、床面から天上まで区切りのない大壁へ対応させること。

2.芸術作品からの発想転換

芸術表現の変化に対応して表装表現も変化するべきこと。

古典的な日本画・書跡以外の芸術作品に積極的に対応すること。

例えば、厚塗りの日本画、油絵、アクリル画、各種版画等、様々な表現の現代アートに掛軸表装を対応進化させること。

3.総じて、現代的で、都会的な表装のあるべき姿を追求すること。

以白会表装展

第93回

2024年

9月3日(火)〜8日(日)

A.M.11時〜P.M.6時

(最終日P.M.5時)

銀座鳩居堂3階画廊